「桃太郎ジーンズ」や「サムライジーンズ」といった、昔から愛され続けている国産のデニムブランド。最近ではファストファッションのデニムが人気を集めており、少しずつ人気に陰りが出ています。
それでも一部のファンからは愛されており、国産には国産ならではの魅力が詰まっているのも確かです。
ちなみにこちらのページには、「桃太郎ジーンズ ダサい」「サムライジーンズ ダサい」という検索ワードからの流入が非常に増えています。
これはどういう事かと言いますと、国産デニムをダサいと感じている人が一定数いるという事。
今回は「桃太郎ジーンズ」や「サムライジーンズ」などの国産のデニムブランドがダサいと言われる理由についてと、注目度の高いオススメの国産デニムブランドを一挙大公開します!
1.国産デニムブランドについて
2.桃太郎ジーンズやサムライジーンズがダサいと言われる理由
3.国産のジーンズはダサくない!
4.日本のおすすめデニムブランド
5.国産デニムを使用したオシャレコーデ特集
6.まとめ
1.国産デニムブランドについて
今やファッションシーンでは欠かせない存在になったジーンズ。元々はワークウェアとして着用されており、そこからカジュアルシーン、ストリートシーン、モードシーンと幅広いジャンルで愛されるようになりました。
ディテールや染め方、生地感1つでも雰囲気の変わるジーンズ。他の衣類に比べて奥が深く、拘りを持って着用される方も非常に多いです。
そんなデニムブランドの中でも、メイドインジャパンで作られた「国産デニムブランド」は、特に質が高くデニム好きからは長年愛されています。
日本産デニムの魅力とは?
昨今海外のデニムは、同じものを機械によって大量生産するのが主流となっています。もちろんそこに個性はないし、どれも同じような加工感になります。
しかし日本のデニムは職人が一つ一つ手作業で製造しています。ですので、一本一本のデニムに個性が出るし、クオリティーも高いものとなります。
ちなみにデニムの厚みや重さを測る目安として、オンス(oz)という単位が表示されています。国産デニムは厚みがありオンスも高く設定されていることがほとんど。
ファストファッションなどの生地が薄いデニムとは違い、国産デニムは肉厚で存在感が出ます。ファストファッションの薄い素材のデニムも履きやすいのですが、それとはまた違った”良さ”が国産デニムにはあります。
2.桃太郎ジーンズやサムライジーンズがダサいと言われる理由
歴史のある国産デニムブランドですが、一部のユーザーからは「ダサい」と否定的な意見が出ているのも事実です。まずはこの理由について調べてみました。
・シルエットが好まれない
・穿き方がダサい
・ファストファッションの台頭
・デザインがダサい
・アメカジを嫌う人がいる
ダサいと言われる原因1:シルエットが好まれない
桃太郎ジーンズやサムライジーンズなどの国産デニムは、ストレートタイプのゆったりデザインが多く、このようなシルエットを嫌う方も多いようです。
国産のデニムはトレンドを追うのではなく、「末永く愛される」をコンセプトに作られています。ですので流行りに乗っからない分、トレンドを意識する人からは「ダサい」と感じられるのかもしれません・・。
ストレートシルエットは定番かつ武骨な魅力がありますが、合わせ方によっては少し野暮ったく見えたり脚が短く見えたり……ということがあります
出典https://mens.tasclap.jp/a4290
シルエットが今っぽくないから!という意見も多かった印象ですね。
出典:https://vogueword.click/archives/34214#i-2
ダサいと言われる原因2:穿き方がダサい
国産デニムは着用方法に好みが分かれるアイテム。国産デニムが好きな方は拘りが強く、穿き方でも「好き」「嫌い」が分かれる印象です。
ジーンズ好きだけど ダラダラおろして履いてるやつはすげえダサく見える ああいうの流行ってんの?
出典:http://mens-fashion.blog.jp/archives/1017813720.html
ダサいと言われる原因3:ファストファッションの台頭
ユニクロやGUなどファストファッションが人気を集めるようになり、国産のデニムブランドの人気が衰えていったというのもあります。
ファストファッションには安価で今っぽいシルエットのデニムが多く販売されています。若い人からすれば、そういったデザインのほうが好まれますね。
ユニクロのジーンズでいいじゃん
出典:http://mens-fashion.blog.jp/archives/1017813720.html
定番ものはユニクロで十分ですよね!デニムとかパーカー類は特に!
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ダサいと言われる原因4:デザインがダサい
国産のデニムブランドは、デザインにも拘りが感じられます。例えば形やステッチやタグなど。
こういったデザインに対して「ダサい」という意見もありました。
桃太郎ジーンズって申し訳ないけどダサいんだよねデザインが
出典:https://twitter.com/
コテコテのレプリカを生ではくのもダサい
バックステッチもダサい
裾長すぎてダサい
どこがかっこいいの?
出典:http://mens-fashion.blog.jp/archives/1017813720.html
ダサいと言われる原因5:アメカジを嫌う人がいる
昔ながらの王道のアメカジスタイルを嫌う方もいらっしゃいました。
無味無臭なシンプルカジュアルが好まれていて「アメカジ=ダサい」という流れがきている。
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アメカジっておじさんは好きだけど、そんな服のアメリカ人は見たことがない不思議。短足にダボダボのデニムはダサいよ。鉄道作業員?
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3.国産のジーンズはダサくない!
結論を言いますと、色々な意見がありますが国産のジーンズは決してダサくはないです。
昔ほどジーンズに拘りを持って穿く方は減りましたが、それでも多くのファンがいることは確かです。
日本帰った時に桃太郎ジーンズで出陣と銅丹のスリムテーパード買ったんだけどやっぱ日本のデニム最高やな
パタゴニアのなんちゃってデニムとシルエット違いすぎてわろてる
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桃太郎ジーンズ愛用してますが、色、履き心地、シルエット、デザイン、ディテール、どれをとっても最高だと個人的には思います。
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桃太郎ジーンズやサムライジーンズと言った国産のデニムブランドは、本当のデニム好きから愛されるブランドです。「ダサい」という意見よりも圧倒的に「オシャレ」という意見が多かったです。
愛着を持ってデニムを穿きたい方、トレンドを追うだけでなく生地の風合いや色落ちを楽しめる方、こういった方であれば国産のデニムを選ぶのも良いと思います!
4.日本のおすすめデニムブランド
続いてはオススメの国産デニムブランドをご紹介します!「桃太郎ジーンズ」「サムライジーンズ」意外にも色々な国産のデニムブランドをご紹介しますね。
桃太郎ジーンズ
・価格1万~2万円
桃太郎ジーンズは、岡山県倉敷市のデニムブランド。日本のデニムといえば、「岡山デニム」が非常に有名です。その岡山デニムを代表するブランドが、桃太郎ジーンズです。
深みのあるインディゴカラーは、国産らしい味のあるデザイン。旧式力織機で職人が仕上げており、ヴィンテージ感のある風合いは国産ならではと言えます。
桃太郎ジーンズでは、糸切れや破損などに対する「10年保証」がついており、購入後のサポート体制も万全です。細すぎず程よくゆとりのあるデザインは、幅広いジャンルで親しまれています。
こちらは10オンスで作られたインディゴデニム。ストレートデザインで股下が浅めに作られているので、スタイリッシュでオシャレ。
JAPAN BLUE
・価格1万~1万5千円
japanblueは、岡山倉敷児島で生まれた国産ジーンズブランド。細身のシルエットが多く、スタイリッシュなコーディネート向けとなります。
国産らしいインディゴデニム以外にも、ブルー系の爽やかなカラーも販売されています。どのデニムも生地や質感に定評があり、国産のデニムの良さを存分に味わえます!
価格帯も1万円ちょっとで購入できるので、非常にリーズナブルでお財布にも優しい!
ジャパンブルーのダメージ加工が施されたデニム。ブルーカラーはとっても爽やかで春夏にオススメ♪加工感が強く出ているので、無地のTシャツなどとコーディネートするだけでもオシャレです。
STUDIO D’ARTISAN
・価格1万円~3万円
STUDIO D’ARTISANは、大阪の老舗国産ジーンズブランド。アメカジブームと共に人気を博し、「赤耳」や「レプリカジーンズ」の先駆けともなったブランドです。
職人の手によって加工された、「ムラ感」「ウォッシュ感」はSTUDIO D’ARTISAN独特の風合いがあります。
ジーンズ一本一本に拘りがあり、他では手に入らない存在感を示します。
こちらは奄美大島テーチ木染めが施されたヴィンテージデニム。島の泥で染めるという、古代染色法を行っており日本らしさのあるデニムに仕上がっています。
SAMURAI JEANS
・価格2万~3万円
SAMURAI JEANSは、厚手の生地でデニムを作っている大阪のデニムブランドです。男らしい「和」をテイストとしたデニムをデザインしており、無骨なファッションから人気です。
サムライジーンズのデニムは、表面の荒々しい質感が独特の風合いを醸しだしています。古きよき日本のデニムを味わえるブランドです。
こちらは16オンスの厚手の生地を使ったジーンズ。ストレートタイプのオーガニックコットンを使用しており、体にも優しい素材を使っています。厚手なのでシーズンレスで着用できます。
ETERNAL
・価格1万~4万円
ETERNALは、1948年に岡山県で創業されたブランド。職人が作るジーンズは味のあるデザインばかり。
他の国産ブランドがインディゴデニムをメインに販売するのに対して、ETERNALでは幅広いカラーのデニムを取り扱っています。
ダメージが入ったものやウォッシュ加工されたもの、ローライズデザインなどは人気商品。
こちらはハードなダメージ加工が施されたデニム。細身のテーパード型がとっても穿き易くスタイリッシュなコーデに向いています。
ドゥニーム
・価格1万~3万円
ドゥニームは1988年、林氏によって創立されたデニムブランドです。ドゥニームの魅力や人気の秘密は、その色落ちやヴィンテージ感にあります。創業者の林氏も何よりデニムの色落ちを大切にしており、デザイン性の高さを表現しています。
穿けば穿くほど色落ちが現れてくるので、毎日穿き続けるのが楽しくなってきますね♪レプリカジーンズの先駆けとして人気の高いドゥニーム。価格帯もお手頃でメイドインジャパンなので品質も申し分ありません。
ドゥニームのノンウォッシュ加工のデニムパンツ。コットン100%に拘ったザラ感のあるジーンズです。
EVISU
・価格2万~4万円
EVISUは、山根英彦氏が創業した日本の人気ジーンズブランド。ストリートシーンを中心に人気を集め、海外からの評判も非常に高いです。
EVISUといえばポケットに付けられたステッチがトレードマークですよね♪アメカジシーンを牽引したブランドで、ゆとりのあるデザインが現在でも多くのファンを抱えています。
エビスといえばステッチが特徴的ですが、こちらはちょっとステッチのデザインを変えています。インディゴデニムにカラーの入ったステッチを使用すると、ファッショナブルでオシャレですね。
BLUE SAKURA
・価格1万~3万円
BLUE SAKURAは、岡山県倉敷市で発祥されたジーンズブランド。立体加工やヴィンテージ加工が施されたデニムは、まさに珠玉の一本。
存在感がありデザイン性も高いので、若い年代の男性からも非常に人気です。
両膝に開いたパンクテイストのハードなダメージが、個性を放っています。無地のアイテムと大人っぽくコーディネートしたい。
BIG JOHN
・価格1万~3万円
BIG JOHNは、日本で最も古いといわれているデニムのブランド。岡山県発祥でその歴史はとても長いです。
ストレート、ブーツカット、ベルボトムといった様々なデニムを販売しており、綺麗なシルエットが高評価を得ています。
ビッグジョンのスーパーストレッチスキニー。足にタイトにフィットしてスタイリッシュなコーデを作れます。12ozのハイパワーストレッチデニムを使用しており、ストレッチパンツでもしっかりした素材感があって嬉しい。
TCB
・価格1万~2万円
TCBは、すべてメイドインジャパンのデニムを取り扱う岡山デニムブランド。ジーンズ以外にも、サスペンダーやハーフパンツ、デニムジャケットにオーバーオールなど、多彩なアイテムを取り扱っています。
1万円ちょっとで購入できるデニムが多く、リーズナブルなのも魅力の1つ。
こちらは人気のオーバーオール。テキサスコットン80%とコーマ落ち20%を使っており、味わい深いオーバーオールに仕上がっています。
5.国産デニムを使用したオシャレコーデ特集
続いては国産デニムを使ったコーデ特集をご紹介します。
ミリタリーコーデ
出典:https://wear.jp/momotaro93/9121571/
桃太郎ジーンズを使った、ミリタリー系のコーディネート。カーキ色のジャケットと深いインディゴデニムがマッチしたおしゃれな着こなしです。
国産デニムはカジュアルながらもキレイめ要素も持っており、品のあるコーデを楽しめます。インナーには白のカットソーを使用する事で、全体のカラーを明るくファッショナブルな雰囲気に。
スニーカーがカジュアルでオシャレ♪
シャツとシックに
出典:http://zozo.jp/coordinate/?cdid=1767430
日本のデニムはシャツとの相性が抜群です!ブルーのシャツに岡山デニムを合わせれば、大人っぽいキレイめコーデに仕上がります。
こちらのデニムはnano・universeがプロデュースした国産デニム♪細身のシルエットがスタイリッシュで、シャツとマッチしてますね。
足元には白のスニーカーを着用して、コーデに清潔感を与えています。
カットソーとラフに
出典:https://wear.jp/mrharu/10798426/
白のカットソーにインディゴ国産ジーンズを合わせたカジュアルコーデ。リュックやニット帽などの小物を使うことで、ストリート感のあるラフな着こなしに。
ニット帽、リュック、シューズにブラックカラーを使っているので、デニムコーデに締りが出ています。ゆるめに設定されたサイジングも、ラフさが出てオシャレ。
Tシャツ×ブルーデニム
出典:http://zozo.jp/coordinate/?cdid=12184612
国産ブランドはインディゴ系のカラーがほとんどですが、中にはブルーカラーの爽やかなジーンズも販売されています。ブルーカラーのデザイン性が高いデニムであれば、無地Tシャツと合わせるだけでもオシャレ♪
シンプルなコーディネートは大人の男性にも似合うし、女性ウケもよいのでオススメ。細身のパンツをチョイスすることで、全体のシルエットがシャープに決まってます。
ロールアップして涼しげに
出典:http://zozo.jp/coordinate/?cdid=7238718
国産のドゥニームのジーンズを使ったコーデ。足元をロールアップすることで、軽やかにして涼しげな印象に。
ゆとりのあるジーンズもロールアップするとスッキリして、夏らしい着こなしに仕上がります。
白のスニーカーが清潔感があって、とっても爽やか!
MA-1とオシャレに
出典:http://zozo.jp/coordinate/?cdid=7885518
MA-1にドゥニームのジーンズを使ったコーデ。
緩いシルエットがアメリカンカジュアルなスタイルで、男らしさがありとってもオシャレ。足元には黒のスニーカーを使い、カジュアルでラフなスタイリングに。
アウターとインナー共にショート丈でまとめているので、スタイリッシュでオシャレです。
白のナイロンパーカーと
出典:http://zozo.jp/coordinate/?cdid=6492966
白のナイロンパーカーにインディゴ国産デニムをあわせたコーデ。白のパーカーとニューバランスのスニーカーがスポーツ感を出しており、国産デニムとの相性も抜群♪
スポーツミックススタイルは今季のトレンドコーデなので、積極的に取り入れていきたいですね!
デニムオンデニム
出典:https://wear.jp/denimewebstore/6714673/
国産デニムを使用するなら、デニムオンデニムの着こなしも外せません。厚みのあるデニム素材を使ったトータルコーデは、キレイめテイストでとってもオシャレ。
デニムオンデニムスタイルでは、ハットやサングラスなどの小物を上手く使って、ファッション性を高めるのがオススメ♪パンツのロールアップや腕まくりをすれば、全体をスタイリッシュに見せられます。
無地Tシャツと
出典:http://zozo.jp/coordinate/?cdid=7894666
グレーの無地Tシャツにインディゴデニムを合わせた夏コーデ。
夏は国産ジーンズと無地TシャツをチョイスするだけでOK!国産ジーンズは厚みがあり存在感を出してくれます。シンプルなスタイルですが、おしゃれなので是非取り入れていただきたい。
・【メンズ】ジーンズに合うベルトを徹底解説!
6.まとめ
以上です。今回は国産デニムがダサいと言われる理由についてと、おすすめのブランドなどをご紹介しました。
確かに国産のデニムブランドは一時ほどの人気はないですが、それでも世界中に多くのファンを抱えています。
「ダサい!」と言っているのは一部の人だけなので、そこまで気にする必要はないと思います!
海外のデニムもオシャレですが、拘りのある人とは違ったジーンズを着用したいのであれば、日本産のブランドをチョイスするべきです。
国産ブランドのデニムは、人とは違ったヴィンテージ感ある風合いを楽しむ事ができます。穿けば穿くほど味が出て、少しずつ体に馴染んでいくのも1つの楽しみですね。
今回ご紹介したブランドは、日本の中でもトップを誇るブランドばかりです。価格も1万円~2万円程度のものがほとんどですので、気になるものがあれば是非購入を検討してみましょう!