今回は、老化を早める危険な食べ物についてご紹介します。
・老化には生活環境が影響している!
・老化防止にはAGEをためないことが重要
・老化を進める食品1,揚げ物、焼き物
・老化を進める食品2,果糖ぶどう糖液糖
・老化を進める食品3,加工肉
・まとめ
・おすすめ5.ゆで卵
・おすすめ6.高カカオチョコレート
・おすすめ7.シナモン
・まとめ
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老化には生活環境が影響している!
若いころは全く気にならなくても、20代を過ぎると少しずつ始まる老化現象。
老化には個人差があり、早い人だと普通の人の3倍の早さで進むと言われています。
一昔前までは老化は遺伝の影響が強いと言われてきましたが、最近の研究結果では遺伝よりも、食事などの生活習慣による影響が強い、ということが分かってきました。
食事に気を付けるだけで、老化スピードを遅らせることができるのです。
世の中には老化を早めるような、危険な食べ物がごく自然に出回っています。
このような食品を知らずに食べ続けるだけで、老化が進み、一気に老けてしまう可能性があるのです。
今回は「コレを食べたら一気に老ける!老化を早める危険な食べ物。」についてご紹介します。
老化防止にはAGEをためないことが重要
まず大前提として、老化を進めないためには、「AGE」と呼ばれる成分を体内にいかに溜めないかが重要となります。
AGEは食べ物に含まれていることもあれば、特定の食品を食べることで体内で生成される場合もあります。
体内にAGEが蓄積すると、体のサビを取る抗酸化機能が低下します。
これにより活性酸素が増えて、体のあちこちで慢性炎症が起こり、老化が進みます。
AGEは一度蓄積すると、何十年も分解されずに体の中にとどまり、老化や病気の原因になります。
皮膚にたまればシミになり、肌にたまれば肌の弾力が失われるのでシワの原因にもなります。
たまにならいいかもしれませんが、日常的に摂取していると老化だけでなく、肥満や病気にもつながる恐れがあります。
それではさっそく、老化を進める食べ物、つまりAGEを多く溜めてしまう食べ物ついて見ていきましょう。
老化を進める食品1,揚げ物、焼き物
老化を促進する食べ物の一つ目は、揚げ物、焼き物です。例えば、ステーキ、から揚げ、トンカツなど。
肉や魚などのたんぱく質の多い食品は、加熱されることで「AGE」を多く生成してしまいます。
こちらは調理ごとのAGEの生成値となります。
基本的にAGEは、調理の時に高温であればあるほど、たくさん生成されていきます。
メイラード反応と呼ばれる、肉などにこんがりと褐色の色がつく状態だと、多くのAGEが生成されてしまいます。
火を通していない「生」の状態が、一番AGEの生成値が低く、続いて「蒸す」「煮る」など調理すると数値が上がっていきます。
蒸したり煮る調理方法では、基本的に水の沸点が100度となりますので、これ以上加熱温度が上がらず、AGE値もそこまで高くなりません。
しかし焼いたり揚げたりすると、加熱温度が200度以上の高温となりますので、AGEの生成値が爆上がりします。
そして、肉や魚などのタンパク質が豊富な食品のほうが、AGE値は高くなります。
生の牛肉100gあたりのAGE値は、おおよそ900ku。
これを加熱してステーキにしますと、AGE値は10倍以上の11,000kuまで増えます。
そして、水炊きの鶏肉の場合は、100gでAGE値は1000ku程度。
これをから揚げにしますと、AGE値は11,000kuまで増えます。
鮭なども、生から焼き魚にするだけで、6倍以上AGE値が増えてしまいます。
卵の場合は、スクランブルエッグは加熱時間が短いためAGE値も低いですが、目玉焼きは高温で長時間焼くため、AGE値の上がり方も高めとなります。
老化を進める食品2,果糖ぶどう糖液糖
続いてご紹介する老化を進める食品は、甘味料の一種である「果糖ぶどう糖液糖」です。
果糖ぶどう糖液糖は、お菓子やジュース、アイスクリーム、ケーキやクッキーなど甘いものによく含まれています。
砂糖に比べて安価で甘さが強いため、加工食品の甘味料として広く利用されています。
ちなみに果糖ぶどう糖液は、トウモロコシやさつまいもといった天然素材を使用しており、砂糖と同じで「糖質系甘味料」に分類されています。
よく聞く「人工甘味料」とは違い、食品添加物には指定されていません。
人工甘味料は化学合成によって作られており、砂糖の数百倍の甘さがあるともいわれており、健康面でも専門家からも危惧されている甘味料です。
一見すると人工甘味料のほうが老化を促進させそうですが、実は「果糖ぶどう糖液糖」こそが老化を引き起こす危険な成分ということが、研究結果で明らかになったのです。
体を老化させる「AGE」は、実は体の中でも生成されます。
食事などで過剰に摂取した「糖」と、体内の「たんぱく質」が結合することで発生します。
この現象は「糖化」と呼ばれており、体のいたる場所で起こっています。
お菓子やジュースに含まれている「果糖ぶどう糖液糖」は、通常の食品に含まれている「糖」の、実に10倍以上の早さで体内のタンパク質と結びつき、AGEを生成していきます。
お菓子やジュースを買うときには、ラベルをチェックすることをおすすめします。
「果糖ブドウ糖液糖」「ぶどう糖果糖液糖」「高果糖液糖」「異性化液糖」これらの表示がある場合には、極力避けることをオススメします。
老化を進める食品3,加工肉
続いてご紹介する老化を進める食品は、加工肉です。
加工肉とは、ハムやソーセージ、ベーコン、など肉を加工して製造される食品のことを指します。
目玉焼きにカリカリに焼いたベーコンやハムは、朝食の定番ですね。
しかしこのカリカリに焼いたベーコン、非常に危険なので注意すべきです。
加工肉は最初の加工段階で、すでに高温調理されておりAGEが大量に生成されています。
その加工肉を食べる前に再度加熱することで、AGEがさらに大量に生成されてしまい、老化の進行をグングン高めてしまいます。
そしてこれらの加工肉には、色味をつけておいしそうに見せたり、鮮度を保ち長期保存できるようにするために、「亜硝酸塩」と呼ばれる物質が含まれています。
この「亜硝酸塩」と呼ばれる物質が体内にたくさん取り込まれると、体に細かな炎症を起こし慢性炎症に繋がります。
慢性炎症はDNAの損傷をもたらし、遺伝子レベルでの細胞老化をもたらします。
これにより、生きた細胞の成長が停止してしまい、体内の組織が再生したり自己修復する能力が制限されていきます。
これが皮膚の老化を招き、「しわ」「シミ」「たるみ」などを引き起こすわけです。
自覚症状がないため、体内で長期にわたってじわじわ炎症が続きます。
日ごろからスキンケアをしっかり行っているのに、「肌が乾燥する」「肌荒れがひどい」「シミがよくできる」このような老化現象が出ている場合は、体内で慢性炎症が起きている可能性があります。
加工肉もたまに摂取するぐらいなら良いですが、日常的に食べると老化を促進するためオススメしません。
まとめ
体を老化させる危険な食べ物をまとめますと、
1,焼き物、揚げ物
2,果糖ぶどう糖液糖が含まれた食品
3,加工肉
こういった食品が挙げられます。
これらの食品はたまに食べる程度であれば問題ありませんが、日常的に毎日のように食べていると一気に老化が進み、老ける恐れがあります。
こういった食品を極力避けることで、体内から老化を防ぎアンチエイジングにもつながっていきます。
これらの食品の過剰摂取は、老化だけでなく健康面でも被害を出す恐れがあるので注意してください。