寒い冬に必要不可欠なアイテムと言えば「コート」です。
皆さんはコートの種類について詳しく分かりますか?
今回は代表的なコートの種類と特徴、そして着こなし方をご紹介致します。
目次
1.トレンチコート
2.チェスターコート
3.Pコート
4.モッズコート
5.ステンカラーコート
6.ダッフルコート
7.ショップコート
8.スプリングコート
9.まとめ
1.トレンチコート
元はイギリス軍のコートとして開発されたもので、デザインとして肩のストラップや腰のベルトなどが特徴的なコートです。
トレンチコート
トレンチコートは、大人っぽいコートの代表的存在です。
キレイめのコーディネートに最適ですし、カジュアルな着こなしとも相性は良いです。
インナーには、タートルネックやフード付きパーカー、ニット、スゥエットなど様々なアイテムで合わせてもマッチする優れものです。
ブラックで大人っぽさを強調
大人っぽいアウターであるチェスターコートを、より一層大人っぽく見せるのが黒色です。
インナーにはVネックのニットセーターを合わせてスタイリッシュ&モノトーンコーデに。
なるべくですが、バランスが崩れる為インナーに柄物は控えましょう。
もし選ぶとしても、ワンポイントロゴ程度でおさえておくことをおすすめします。
柄物を取り入れてみる
あまり柄物デザインを見かけないコートだからこそ、個性を出す時には柄物を選ぶのがおすすめ。
白黒のモノトーンで、派手さを抑えれる千鳥格子柄は特におすすめですね。
パンツとブーツを同系色にする事で脚長効果テクニックなど細かい所で拘りを感じます。
2.チェスターコート
イギリスのチェスターフィールド伯爵が最初に着用した事から、チェスターコートという名前がつけられたそうですね。
チェスターコート
19世紀頃のイギリスで流行り、テーラードジャケットの様なノッチドカラーや丈長が特徴的なコートです。
近年になり人気が再燃し、今ではもはや冬の定番アウターにて1・2位を争う程の人気アウターと化しています。
おすすめキャメルカラー
秋冬は季節感漂うキャメルカラーがおすすめです。
また、こなれ感も出てより一層オシャレ感が高まります。
合わせるアイテムは、タートルネックなどが相性が良いですね。
チェスターコートは人気のアウターなので、周りと被る事があります。
足首のロールアップなど、工夫をこなして個性を出していくのも良いですよ。
3.Pコート
19世紀頃、イギリスの海軍が軍服として着用した事で瞬く間に全世界に広まったコートです
特に漁師の間で広まり、現在のデザインでもボタンに船の錨(イカリ)のマークを採用しているPコートが多い様です。
Pコート
Pコートって、フロントが特徴的ではないですか?
これは漁師に人気であった為、船上で着用される事が多かったのが要因だそうです。
海上は陸より風が強く、風向きもすぐにかわります。
そこで、風向きによって隙間から風が入るのを防ぐために、左右のどちらでも前にして着用できるように作られたそうです。
冬に人気のホワイトカラー
暖かみのあるニット素材を使用したPコートは、真冬に使えておすすめです。
カジュアルに寄りつつあるアイテムの為、足元はローファーを合わせ、首元もマフラーで大人っぽく。
白色のアウターは、暗めになりがちな冬のコーディネートのアクセントになるのでおすすめのカラーです。
4.モッズコート
正式には1951年に採用された事からM-51というネーミングで、アメリカ軍兵が極寒地で任務に赴く為に開発された服です。
今よく耳にするモッズコートは、イギリスのモッズと呼ばれる不良集団がデザイン性の高さから着たことでそう呼ばれるようになったそうですね。
フィッシュテールと呼ばれる燕尾(えんび)形のバックスタイルが特徴です。
モッズコート
秋冬のミリタリーテイストなコーディネートにぴったりで、それ以外にも防寒対策のために着用する方が多くいますね。
黒は着まわし力抜群
色んなコーディネートで気まわしがきくカラーと言えば黒色です。
シックにも無骨にもクールにも、合わせるアイテム次第で様々な変化をしますね。
足元は、ブーツなどを合わせても良いかもしれませんね。
5.ステンカラーコート
後ろの襟が高く、前が低く折り返す形が特徴のステンカラーコート。
元々のデザインでは、ラグラン袖で肩幅を気にせずにゆったりと着用できるものが多かったようですね。
比翼仕立て(隠しボタン)で第一ボタンを締めなくても着ることが出来るのも特徴のひとつとなっています。
ステンカラーコート
ちなみにですが、「ステンカラー」というのは和製英語だそうです。
外国に行っても通じないので要注意ですよ。
英語ではStand Fall Collarというのが正解です。
モノトーン+1色
モノトーン+1色の基本になぞったコーディネートですね。
ステンカラーコートは割と薄手の物が多い為、シーズンとしては秋から初冬に活躍します。
インナーにはカジュアルなアイテムを取り入れて、ステンカラーのドレス感を上手にカジュアルダウンさせてあげましょう。
6.ダッフルコート
ベルギー近郊の都市デュフェル(英語名だとダッフル)でつくられた事から、ダッフルコートと呼ばれていたそうです
ダッフルコート
ダッフルコートといえば、その最大の特徴はボタンにあるかと思います。
トグルボタンといい、寒い季節に手袋をしながらでも着脱ができるよう作られたのが由来とされています。
子供っぽくならないように
出典:http://wear.jp/rt610/6269458/
ダッフルコートには、学生っぽいといった印象が強い方が多く存在する様です。
しかし、これはダッフルコートが悪いのではなく合わせるアイテムによって印象が変わるのです。
知的なタートルネックや、上品なブーツなどを合わせると、大人っぽく着こなしが可能です。
7.ショップコート
ショップの販売員用(労働者全般)に向け作られたコートを総称してショップコートと呼ばれるようになりました。
他の呼び名では、ワークコートやエンジニアコートという名称もあります。
ショップコート
仕事着として作られた為、耐久性を持たせるためのハリがありしっかりとした生地のものが一般的です。
しかし最近では、由来とは関係なく着心地を重視した薄手の素材のものが多く販売されています。
明確なデザインの定義は無いものの、着丈が長いなどの特徴があります。
ドレスとカジュアルのバランスを大事に
出典:http://wear.jp/deco2210/8425925/
ドレス寄りのアイテムであるショップコートを着こなす際は、他のアイテムを全てドレスで揃えるのはNGです。
ガチガチに決めすぎるより、あえてハズしアイテムを取り入れる事でバランスが取れて、上手にコーディネートができます。
モデルの様にキャップやデニムジャケットを取り入れると、自然とバランスが取れてオシャレなコーディネートになりますよ。
8.スプリングコート
こちらもショップコートと同じで、明確なデザインの定義は無いのですが、主に春に着用する薄手のコート全般を指す名称です。
綿やポリエステル系の素材で作られているものが多く、春らしい明るい色合いの物が多いのも特徴の一つですね。
スプリングコート
スプリングコートもステンカラーコート同じく和製英語となります。
英語ではTopcoatというのが正解ですね。
また、トレンチコートに似てない?と思った方もいるはずです。
トレンチコートの本来着用すべきシーズンは秋や冬になるそうです。
ここがトレンチコートとスプリングコートの違いになってきます。
シーズン漂うカラーリングで
ショップコートを羽織るなら、せっかくならシーズンムード漂うカラーリングを取り入れていきたいものです。
ただし、全体に取り入れてしまうのはNG
さりげなく足元や小物などで取り入れるとオシャレですね。
その他のアイテムは、モノトーン系で落ち着いた大人の男を演出しましょう!
10,まとめ
いかがでしたか?
様々なコートついてご紹介いたしました。
以外に知らなかったルーツや定義があったのではないでしょうか?
『今年はコートが欲しいな』
と思っている方・・・コートってこんなに種類ありますよ!
このたくさんの形の中から、是非お気に入りのコートを選んでくださいね。
友達や彼女とお買い物に出掛けた際に、ルーツや定義などを知っていると、より一層『この人オシャレだな』って思われる事間違いなしです!
これからはコートの種類を気にしながらお買い物をしてみるのも良いかもしれませんね。
それでは(^^)/