ちょっとした”こなれ感”を出すのに便利なロールアップ。パンツを折り曲げるだけで、コーディネートの雰囲気を変えてオシャレに見せる事が出来ます。
ロールアップは街中でもたくさんの人が取り入れていますが、ほとんどの人は、何となくパンツの裾を折り曲げているだけだと思います!
しかし実はロールアップには、「ロールアップの様々な方法」や「折る際の注意点」がいくつかあるので気をつけて頂きたい。
今回は「ロールアップのやり方やオシャレに見せるポイント」についてご紹介します!
何となくロールアップを行っている方はもちろん、これからロールアップを取り入れていこうと考えている人は、是非今回の記事を参考にして下さい。
折り目の回数や折り幅次第でも雰囲気が変わるので、正しい知識を取り入れておくべきです。
ロールアップのやり方1:レギュラーロール
ロールアップのやり方2:ダブルターンロール
ロールアップのやり方3:ピンロール
ロールアップのやり方4:ワンロール
ロールアップのやり方5:無造作ロール
ロールアップのやり方6:インロール
ロールアップを使ったメンズコーディネート
まとめ
ロールアップのやり方1:レギュラーロール
・裾を2㎝~4cm程度の幅で1回折り曲げる
・同じ幅で2~3回繰り返し折り曲げる
まずは一般的に取り入れられている、オーソドックスな「レギュラーロール」のやり方についてご紹介します。
一般的なロールアップだと、折り幅は2cm~4cmくらい、折る回数は2回~3回くらいがベスト。
折り幅が広いとコーデが難しくなるし、反対に折り幅が狭いとロールアップが分かり辛くなります。それと裾を何度も折り過ぎると、不自然にボリュームが出るのでオススメしません。
ロールアップする高さは、大体くるぶし付近か、くるぶしより1cm上くらいまでが理想的です。
パンツ全般OK!もっともオーソドックスなロールアップの方法なので、基本的にどのようなパンツでも使えます。
ロールアップのやり方2:ダブルターンロール
・7cm~10cm大きく1回折り曲げる
・1回目の折幅の中間地点を軸にして、2重で折り曲げる
・裾部分を少し上から出すのがポイント
続いてご紹介するロールアップは、「ダブルターンロール」。こちらは、デニムブランドなどで推奨されている折り曲げ方です。
レギュラーロールが普通に折り曲げているのに対して、ダブルターンロールでは2重にして折り曲げています。
ダブルターンロールのメリットは、2回しか折り曲げていませんが3回分、4回分の折幅を作れること。折り曲げる回数が少ない分、ロールアップ部分のボリュームが少なく仕上がります。
裾部分を見せられるため、こなれ感が出るし雰囲気が変わります。二重で折り曲げているため、ロールアップが落ち辛くなるのも大きなメリットですね。
ちなみにダブルターンロールの由来は、昔カウボーイがロールアップ部分でタバコの火を消して、そのままロールアップした中に捨てられるよう開発したそうです。
豆知識として知っておきましょう。
ダブルターンロールは裾が長いパンツにオススメです。逆に裾の長さに余裕が無いと、パンツが短くなるので注意。
ロールアップのやり方3:ピンロール
・内側にタッグを作ってやる
・タッグを崩さないようにロールアップしていく
・3回程度折り曲げる
続いてご紹介するロールアップは、「ピンロール」と呼ばれるものです。ピンロールでは内側にタッグを作り、裾を絞るようにロールアップしていきます。
ピンロールを使えば、太めのパンツでも裾を絞る事ができるため、ジョガーパンツのような仕上がりになります。例えば足元にメリハリを出したいときや、足元のシルエットを変えたいときに効果的です!
綺麗にロールアップするためには、最初に作った縦の折り目を崩さないよう抑えてロールアップしていく事が大切。
1回、2回のロールアップでは縦の折り目が崩れやすいため、3回以上はロールアップする必要があります。
ピンロールは日本で取り入れている人は少ないですが、海外のオシャレなファッショニスタの間では非常に人気があります。
パンツの裾部分がキュッと引き締まるため、シルエットが綺麗に仕上がります。
ピンロールは裾を細く見せるためのロールアップです。太目のパンツの裾を絞る時にオススメ。
ロールアップのやり方4:ワンロール
・1回裾を折り曲げる
ワンロールとは名前のままで、1回だけロールアップする方法です。ワンロールは通常のロールアップのように何度も曲げないため、ちょっとしたアクセントを付けたい場合にオススメです。
裏地を見せたかったり、足元にアクセントを付けたい場合に利用してください。折り曲げる幅を大きめに取って、カジュアル感を強く出す事も可能です。
裏地が違う色のパンツにオススメ!
ロールアップのやり方5:無造作ロール
1,パンツの裾を内側4cm、外側2cmくらいに斜めに1回折り曲げる
2,そのままの形で2回目を折り曲げる
3,外側の下がっている部分だけ折り曲げて、内側と高さを揃える
続いてご紹介するのが「無造作ロール」というもの。ややコーデの難易度は上がりますが、無造作ロールを取りいれると、いい意味でコーデに”ラフさ”を出す事ができます。
カジュアルなデニムファッション、アメカジスタイルなどで積極的に取り入れていただきたい。
無造作ロールを作る場合、正しいやり方は特にありません。綺麗に折らず、わざと無造作に仕上げるだけで、オシャレなこなれ感を演出できます。
キレイめファッションにはオススメしませんが、カジュアル系、ラフ系にはオススメです!
ダメージデニムやゆったり系デニムにオススメ!
ロールアップのやり方6:インロール
・適当な位置で裾をつまみ、内側に2回~3回折り曲げる
続いては「インロール」のやり方。通常のロールアップは外側に裾を折り返していきますが、インロールでは内側に裾を折り返します。
折り返し始める場所も違うので注意しましょう。
インロールには、ロールアップの折り目を周囲から分かり辛くする効果や、スリムなシルエットを保つ効果があります。
外側にロールアップすると、裾幅が広がって見えますが、インロールを取り入れればスタイリッシュに仕上がります。
スラックスやチノパンのキレイめコーデにオススメ。
ロールアップを使ったメンズコーディネート
続いては、ロールアップを取り入れた「メンズコーデ」をいくつかご紹介します。ロールアップはコーデや雰囲気によって、幅や折り方を変えるのが一番です。
参考になるコーデがたくさんあるので、是非チェックして下さいね。
重ね着でコーディネート
出典:http://wear.jp/syun0809/9374883/
デニムをオシャレにロールアップして、靴下をチラ見せしたコーディネート♪素肌を露出するのも良いですが、秋冬であれば靴下を上手く見せるのも、上級者ならではのテクニックです。
靴下を着用してロールアップすると、素肌に比べてカジュアル感が強めに仕上がります。
デニムセットアップと合わせて
出典:https://wear.jp/session22/3533958/
男らしいデニムオンデニムに、ブリティッシュなチェックシャツがマッチしています。袖や足元を露出することで、全体をスタイリッシュに見せています。
白のスニーカーにロールアップの「ヌケ感」が、絶妙にマッチしており、とってもオシャレですね。
デニムとキレイめスタイル
出典:https://jp.pinterest.com/pin/163888873918499875/
「インディゴデニム」や「ローファー」に品があり、フォーマル感の強いアイテムです。
足元はデニムをやや無造作にロールアップしてやることで、ちょっぴりワイルドでラフな雰囲気を演出しています。
カラーパンツに合わせて
ボリュームのあるハットやビッグシルエットのトップスには、ロールアップがオススメ。
足元をロールアップするだけで、全体がスッキリした印象に仕上がります。ビッグシルエットはどうしてもボリューミーになりがちですが、足元をスッキリ仕上げるだけでスタイリッシュに見せられます。
オールブラックコーデ
オールブラックであわせたコーディネートです。白のスリッポンがコーデのアクセントになっています。
オールブラックはコーデ方法としては難易度が高いですが、こちらのようにロールアップを取り入れると自然に仕上がります。ロールアップは肌面積を増やせるため、ワントーンコーデとの相性が非常に良いです。
スタイリッシュファッションにストールを使って
出典:https://jp.pinterest.com/pin/75083518766264781/
スキニーパンツにニット、ストールを巻いたコーディネートです。細身のパンツがコーデをスタイリッシュに見せており、若々しく決まっていますね。
こちらでは、ややロールアップを高めに行っています。ロールアップを高く持ってくると、よりカジュアル感が強まります。
黒コート×シャツで大人っぽく
出典:http://wear.jp/daimaru0403/6356091/
黒のコートにインナーに白シャツを使ったコーディネートです。ボリュームのある秋冬コーデも、足元をロールアップで軽やかに仕上げることで、バランスの良いシルエットに仕上がります。
全体の重さが無くなり、スタイリッシュな着こなしですね。秋冬は折り幅を狭めたり、ロールアップの回数を減らすのがオススメ。
ロールアップ幅を広めに取ったコーデ
出典:https://mens.tasclap.jp/a1332
ロールアップ幅を多めに取ると、コーデのアクセントになります。着こなしはやや難しくなりますが、カジュアル感を高めたい時などにはオススメです。
インディゴ系のデニムで取り入れる人が多いですね!
シャツ一枚でラフにコーデ
黒のオープンカラーシャツが大人っぽい着こなしです。ワイドデニムパンツをワンロールで合わせており、トレンド感のあるラフなスタイルに。
ロールアップは足首を露出しなくてもOKです。デニムの折り返し部分を見せたり、ちょっぴりカジュアルダウンさせるのにも効果的です。
スポーツサンダルで夏らしく
スポーツサンダルを使って、全体をダークトーンでまとめた着こなし。リュックがアウトドアらしさを出しており、夏の季節感がありますね。
夏シーズンであれば、いつもよりロールアップを上に持ってくるのも良いと思います。サンダルなどと合わせて足元の露出を増やすと、涼しげで夏らしいスタイルに仕上がりますよ♪
ニット帽×パーカーで西海岸スタイルに
西海岸系のサーフスタイルがビーチにピッタリなコーディネート♪ニット帽とサングラス、パーカーにデニムを合わせれば、オシャレなサーフファッションに早変わりします。
ニット帽は浅く被ることで、ラフな雰囲気を演出できますね♪サンダルにロールアップを合わせることで、ヌケ感が出てオシャレに仕上がります。
Tシャツで夏コーデ
出典:http://wear.jp/ko519/10795481/
シンプルな無地のTシャツを使った夏コーデ。足元にはアクセントでレッドウイングのブーツを使っており、アメリカらしいカジュアル感を出しています。
デニムをロールアップすることでブーツに存在感を出し、足元に視線を集めた着こなし。ロールアップ幅を増やすことで、足元の存在感がさらに高まります。
チェックシャツを腰巻きに使って
出典:http://wear.jp/
グレーのトレーナーと薄色デニムを使ったアメカジスタイル。落ち着いたカラーを使ってますが、腰巻きのシャツに「赤」を使うことでファッション性を高めています。足元には革靴を使い、ワンロールで足元を自然にスッキリ仕上げています。
ロングシャツを使って
出典:http://wear.jp/manyhair/8900209/
デニムシャツにジーンズを合わせたデニムオンデニムコーデ。グレーの胸元があいたカットソーをあわせ、首周りをスッキリさせることでラフな雰囲気を。重厚なブーツを使っており、ロールアップしたデニムとの相性も抜群。
デニムを折り返すことで、シャツとカラーをマッチさせており、統一感のある着こなしに仕上がっています。
まとめ
以上です。今回は、「ロールアップのやり方やオシャレに見せるポイントや注意点」についてご紹介しました。
ロールアップを行っている大半の人は、ただ何となく裾を折り曲げているだけだと思います。もちろんそれでも良いのですが、どうせなら色々なロールアップの方法を知って、コーデ毎に使い分けてみるのがオススメです!
単に折り方や折り幅を変えるだけでも、全体の雰囲気が変わるので注意が必要です。
是非今回の記事を参考にして、コーデにマッチした、オシャレなロールアップをマスターして下さいね。